“ぶどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ブドウ
語句割合
葡萄98.7%
武道0.6%
無道0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臙脂えんじ色の小沓こぐつをはいた片足は、無心に通路の中ほどへ投げだしてあつた。葡萄ぶどうかごは半ば空つぽになつて、洗面台の上にのせてある。
夜の鳥 (新字旧仮名) / 神西清(著)
当日とうじつ兵法試合へいほうじあいのうち、軍学大論議ぐんがくだいろんぎのあることは、あれから甲州流こうしゅうりゅう陣法じんぽうが生まれたというくらい有名ゆうめいなものだが、そのほか、武道ぶどう試合しあいとしては、なんとなにか?
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武道ぶどう表芸おもてげい弓術きゅうじゅつ剣法けんぽうはもちろんのこと、火術かじゅつ棒術ぼうじゅつ十手術じってじゅつくさり鉄球てっきゅう手裏剣しゅりけん飛道具とびどうぐもよし、あるいは築城ちくじょう縄取なわどりくらべ、伊賀いが甲賀こうが忍法しのびほうも試合にいれ、かの幻術げんじゅつしょうする一わざでも
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親方がやさし過ぎるので増長した謀反人め、謀反人も明智あけちのようなは道理もっともだと伯龍はくりゅうが講釈しましたがあいつのようなは大悪無道ぶどう、親方はいつのっそりの頭を鉄扇でちました
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)