“ひれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
比例28.6%
非禮28.6%
氷冷14.3%
非礼14.3%
飛令14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われ/\が歴史れきしをもつてから今日こんにちまで、わづかに數千年すうせんねんといふ短時日たんじじつでありますが、人間にんげんはじめて出現しゆつげんしてから歴史れきしはじまるまでと、歴史以後れきしいご今日こんにちまでとのながさの比例ひれい
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
聞居きゝゐたる者あつて御領主へとくに申上たれば此上ちんずるとも無益むえきなりと申しければ傳吉は熟々つく/″\と心の中に思ふ樣罪なくして無實の罪におちいる我が身にまつはる災厄まがつみとは言ひながら我朝わがてう神國しんこくなるに神も非禮ひれい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
勿論当時の彼の心には、こう云う解剖的かいぼうてきな考えは、少しもはいって来なかった。彼はただ、春風しゅんぷうの底に一脈の氷冷ひれいの気を感じて、何となく不愉快になっただけである。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
伊賀者いがものを使者の人数にまぜてよこすは非礼ひれいばん、どうしてそれがおわかりになりましたか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛令ひれいをとばしたけれど、人の心はいつのまにか、この二、三年のあいだに、のひらかえしたように変ってしまっているのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)