“ひとふさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一房80.0%
一総20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一房ひとふさの葡萄のごとし
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一房ひとふさしぼっては、文芸倶楽部ぶんげいくらぶの芸者の写真を一枚はぐり、一房しぼっては一枚はぐる。芸者の絵が尽きた時、彼はコップの中をさじき廻して妙な顔をしている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また寸時も早く逃出のがれいでんと胸のみ轟かすほどに、やがて女はわが身を送出でて再び葡萄棚の蔭を過ぐる時みのれる一総ひとふさの取分けて低く垂れたるを見
葡萄棚 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)