“のうのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暢々66.7%
喃々33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
修行は水に限るがの、気分の暢々のうのうするのは、何といっても温泉に限ったものですね。その温泉も、平地の温泉よりは、山の奥の温泉ほどいいですね。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
生きていた。フランスの物語——シャンフォールやセギュールや父デューマやメリメなどが乱雑につみ重ねられてる物語——の快活さが、彼の精神を暢々のうのうとさしてくれた。
小脇に弓矢をかかへしまま、側目わきめもふらず走り過ぎんとするに。聴水は連忙いそがわしく呼び止めて、「喃々のうのう、黒衣ぬし待ちたまへ」と、声をかくれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)