“にじゅういち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廿一60.0%
廿一日20.0%
弐拾壱20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この会津地方には一般怪談の如きはとぼしくない、ことに前年すなわち明治廿一にじゅういち年七月十五日には、かの磐梯山が噴火して、めに、そのすぐ下に横たわる猪苗代湖いなわしろこに注ぐ、長瀬川ながせがわの上流を
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
このよしをはなしたのである、同氏の家にはあと二日ばかり厄介やっかいになって、私が京都に帰ったのは、すなわ廿三にじゅうさん日の昼であった、家へ帰って、聞くとその娘は廿一日にじゅういちの夜に死んだ、今日が
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
ところが、その廿一日にじゅういちの夜には、氏の親戚を初め近隣の人々を集めて、或る場所で自分の琴を聴かした、十時少し前後演奏が終りて、私は同氏の家へ帰って泣菫氏と共に、枕を並べてしんいた
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)