“なないろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
七色50.0%
七味16.7%
七彩16.7%
七種16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
虹の輪の七色なないろふかき片裾は雨しとどなり早苗田さなへだの上
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「お鶴はんが、何の夜店見物に行くひとかいな。お鶴はんはな、お初つぁんと一緒に夜店へ七味なないろ唐辛子を売りに行ったはるねんぜ」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
万山みな燃ゆるといったようなその赤と朱とを主体とした天地間の七彩なないろのかたまりは、太陽さえっぽけな物に思わせる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呉海呉山の珍味は玉碗銀盤に盛られ、南国の芳醇ほうじゅんは紅酒、青酒、瑪瑙酒めのうしゅなど七つの杯に七種なないろつがれた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)