“どんどん”の漢字の書き方と例文
語句割合
鈍々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山田を出た武蔵もまたこわい眉と唇を持って、痛む足をひきずりながら、鈍々どんどんと、跛行びっこをひいてここを通った。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
心の富むすべを——心はいつも幸福で無碍むげ自由にこの世を楽しむことができるのが常であるのを——それを知らないあなた方は、それを宿命のように、鈍々どんどん
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういうときは、彼の鈍々どんどんたる“ぶらり駒”の無能らしさも、大いに彼の便宜であったといっていい。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)