“でどころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出所73.0%
出処21.6%
出處5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今や、事件の焦点は脱脂綿の出所でどころにあつめられた。みどりの用意していた綿の外に、どこからか星尾が持って来た毒物の附着した綿があるのである。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしその費用の出処でどころについては誰にも何の目あてもないので、おしまいにはとうとう三人で笑い出してしまった。(大正九年五月『新小説』)
電車と風呂 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もらひしやと尋問たづねられしかば吉三郎はつと當惑たうわくの體にて密通みつつういたもらひしとは大勢の中ゆゑ云兼いひかねたゞ差俯向さしうつむいことばなし大岡殿かさねてこの二品の出處でどころれざれば盜賊ののががたし其方ひそかに通じて娘にもらひしやと正鵠ほし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)