“つも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツモ
語句割合
91.3%
4.1%
心積1.0%
1.0%
堆積0.5%
忖度0.5%
自摸0.5%
都茂0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪吹ふゞきなどにつもりたる雪の風に散乱さんらんするをいふ。其状そのすがた優美やさしきものゆゑ花のちるを是にして花雪吹はなふゞきといひて古哥こかにもあまた見えたり。
この章では、一般的に大衆文芸は、如何なる文章を適当とするか、を講ずるつもりである。
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
これから二十年生きる心積つもりだ、が今六十だから明日にも死ぬことがあるかも知れない、が死んだということが分れば矢張りひょっとお前が自家うちへ来ないとも限らない
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
若しすべての文学者ぶんがくしやかつ兵役へいえき従事じゆうじせしめば常備軍じやうびぐんにはか三倍さんばいして強兵きやうへいじつたちまがるべく、すべての文学者ぶんがくしや支払しはら原稿料げんかうれうつもれば一万とん甲鉄艦かふてつかん何艘なんざうかをつくるにあたるべく
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
そしていったいあの祠には何が祭ってあるのだろう! 彼らの神か? 宝物か? そして大きなあの丘はただ砂の堆積つもったものだろうか? それとも何かがあの丘の中に隠されてあるのではあるまいか?
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ういふ樣子やうすのやうなことをいふてきましたかともひたけれど悋氣男りんきをとこ忖度つもらるゝも口惜くちをしく、れは種々いろ/\御厄介ごやつかい御座ござりました
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「フザケやしないわ。真剣よ。東南西北トンナンシーペー苦労の種をツモリ自摸つもって四喜和スーシーホーっていう歌もあるわ」
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
石見いわみ美濃郡都茂つも村大字丸茂字田原小字京良谷
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あくる日、またおつもが痛み始めて——ちやうど二週間目になつてゐました——そいでおやすみになつたまゝ、もうお目覺めにやならなかつたんでございます。