“つきやぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
突破100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、先方さきは、義理ぎり首尾しゆびで、差當さしあたつてはわるところを、お前樣まへさま突詰つきつめて、つて、かきへいも、押倒おしたふ突破つきやぶる、……ちからで、むね掻毮かきむしるやうにあせるから、をなごせまつて
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「ガンブローてう」に突破つきやぶられたる輕氣球けいきゝゆうは、水素瓦斯すいそぐわするゝおとともに、キリヽ/\と天空てんくうくだつて、『あはや』といふに、大洋たいやう眞唯中まつたゞなか落込おちこんだのである。
其の昔、駕籠訴をいたします者はいずれも身軽に出立いでたちまして、お駕籠脇のすきうかゞい、右の手に願書を捧げ、左手ゆんででお駕籠にすがるのでございますから、時に依ると簾を突破つきやぶることがございます。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)