“つきさっぷ”の漢字の書き方と例文
語句割合
月寒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
札幌の場末の街、豊平とよひらを出た無蓋二輪の馬車が、北を指して走っている砂利道を、月寒つきさっぷの部落に向けてがたごとと動いて行った。
喫煙癖 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
月寒つきさっぷの牧場へ行ったら、羊がみんな此方こっちを向いて珍しそうにまじまじと人の顔を見た。羊は朝から晩まで草を食うことより外に用がないように見える。
札幌まで (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
月寒つきさっぷの牧場は、雄大でシープがいて。ええ、行って来ました。向うに野幌のっぽろの原始林が見えましてね。それに地平線までが緑ですからね。もっとも月寒の夕方がいいそうです。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)