“つうゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
通有50.0%
通融50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有想の域に止って加工の重荷に悩んでいます。いわゆる上等品に見られる通有つうゆうの欠陥は技巧への腐心なのです。したがって形も模様も錯雑さくざつさを増して来ます。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
そもそもあのわずかな高価な貴族的な品物の、ほとんどすべてに見られる通有つうゆうの欠点は、一つに意識の超過により、一つに自我の跳梁ちょうりょうによるのです。一言で云えば工風くふう作為の弊なのです。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
容易には国語の先生の同意を得られぬ一説と思うが、自分などは是をDR二つの子音の通融つうゆう、と言おうよりもむしろダ行がかつてはもっとラ行に近かった時代の名残ではないかと思っている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)