“ぢだんだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地團駄33.3%
地団太16.7%
地團太16.7%
地韜8.3%
地圖太8.3%
地段駄8.3%
地鞱8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟は地團駄ぢだんだ踏んで、ぐづり始めました。兄と一緒に朝の膳に對つても、兄が晴々しい顏附で赤の御飯をやつて居る側で、弟は元氣もなく、不平らしく萎れて、不承々々に箸を執り始めました。
お節が自分の肌に押当てゝ小さな足を温めてやつた時の子供の寝顔は、すこし前まで地団太ぢだんだ踏んで怒つたり戸を蹴つたりして激しく泣いた文ちやんと思はれないほどの愛らしさが有つた。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
けれどその附近ふきん以前いぜんにも混雜こんざつで、わたくしはたゞ地團太ぢだんだむばかり。
や、笑顔ゑがほおもふては、地韜ぢだんだんでこらへても小家こやへはられぬ。あめればみのて、つき頬被ほゝかぶり。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
青年わかもの半狂乱はんきやうらんていで、地韜ぢだんだんで歯噛はがみをした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
危ないよ、八。俺達まで川へ落ちたところで、物笑ひになるだけだ——尤も、俺も地圖太ぢだんだ踏みたいほど腹を立ててゐるよ。誰が死ぬかわからないやうな恐ろしい仕掛けをして、四十何人の人間を
同車どうしやひとかつたらぼく地段駄ぢだんだんだらう、帽子ばうしげつけたゞらう。ぼくつて、眞面目まじめかほして役人やくにんらしい先生せんせいるではないか、ぼくだがつかりしてこまぬいてしまつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
小松原は立ったまま地鞱ぢだんだを踏んだが
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)