“ちんちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珍重87.5%
沈重10.0%
沈丁2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「瓦っかけと言ってしまえばそれまでだが、あれで好事家こうずかの手にわたると、相当珍重ちんちょうの品なのだ、それにあの箱が珍しいと思いましたよ」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼の風貌ふうぼうのうちには、沈重ちんちょうな北方人の趣きと瞑想めいそう的な苦行者の趣きとがあるといわれているが、その心には、輝かしい溌剌はつらつたる魂が蔵せられていた。
肉柱にくけいの香、沈丁ちんちょうの香、空気は匂いに充たされていた。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)