“ちゅうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衷心70.4%
注進19.7%
中心7.0%
忠臣2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我らの衷心ちゅうしんしか囁くのだ。しかしながらその愉快は必ずや我らが汗もて血もて涙をもてあがなわねばならぬ。収穫は短く、準備は長い。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
高麗屋敷こうらいやしきの尺取り横町、櫛巻きお藤の家にくすぶっていたのですが、柳生の里から応援隊が入京はいったと聞いて、さっそく注進ちゅうしんにまかりでてみると——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
野犬やけんの一ぐんは、ジャックを中心ちゅうしんにして、自分じぶんたちの生活せいかついとなむことにしました。かれらは、どこへいくにも一塊ひとかたまりとなって、いつでもてきたる用意よういをしていました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「マア! 何もかくさなくったッていいじゃありませんか。どういうㇼ訳わけなんですか聴かせて下さい。実はコレコレとネ。女だって、わたしあ、あなたの忠臣ちゅうしんじゃありませんか。」
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)