“ちからわざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
力業90.9%
力技9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何だい、おれにやれる仕事は?——なお念のためにいっておくが、図体は大きくても、法螺の貝を持つだけの力しかないのだぜ、力業ちからわざは御免をこうむるよ。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なに力業ちからわざじゃないから、誰でもできる仕事だが、知っての通りみんな無筆の寄合よりあいだからね。君がやってくれるとこっちも大変便利だが、どうだい帳附は
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「これを、力技ちからわざと御覧あるは、お考えちがいでござる。力を入れたら、槍のが折れる。また、すぐ腕が疲れてしまう。——それでは、戦場を馳駆ちくして、何ほどの働きがなりましょうや」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元禄さ中に力技ちからわざ修業を