“だいたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大体48.3%
大體24.1%
大腿10.3%
代替6.9%
大隊6.9%
大躰3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君が鰡堀りゅうぼり出会であったのも大体だいたい同種の物だろう、と云いおわって、他を語りごうも不思議らしくなかったのが、僕には妙に不思議に感じられた。
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
また石器せつきかたち大體だいたいまへ時代じだいよりは小形こがたのものがおほく、しかも石器せつき使つかみちによつて種々しゆ/″\ことなつたかたちのものがわかれて發達はつたつしてました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それがそのときは片足を夜具から踏み出してい、大腿だいたい上部までがあらわになっていた。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかしながら不死ふし代替だいたいもつて、自分じぶんなぐさむるとこと臆病おくびやうではなからうか。自然しぜんおいおこところ無意識むいしきなる作用さようは、人間にんげん無智むちにもおとつてゐる。なんとなれば、無智むちには幾分いくぶんか、意識いしき意旨いしとがある。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
この山を越えて進みし大隊だいたいが演習やめて一夜ひとよ湯浴みす
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「然うさ、五十百歩ひやくぽさ」と、友は感慨かんがいへないといふふうで、「少許すこしめて、少許知識ちしきおほいといふばかり、大躰だいたいおいて餘りたいした變りはありやしない。 ...
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)