“せんべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:センベツ
語句割合
餞別98.2%
0.9%
饒別0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草鞋にくわれたとき付けるといいんですよ、煙草の灰なんですけどね、唾で練って付けるとよく効きますよ、……もっといいお餞別せんべつ
雨あがる (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それは大悦おほよろこびでせうよ、それではそれとおきめだネ、おまへが買つておやりでなければわたしが買つてせんべつにやらうと思つてたのです。おまへ又お忘れでないよ。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
それに対して、貰った方では饒別せんべつとして心ばかりの金を贈る。ただそれだけのことで遣り取りが済んだのであるが、明治の初年にはこんな空屋敷を買う者もない。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)