“せかせか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
急々80.0%
忙々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それではこれ/\の処に菊水という、桜木ほどに清潔きれいではないが、私の気の置けないちさい家があるから、と、約束をして、私は、ものの一と月も顔を見なかったような、急々せかせかした心持をしながら
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
例の急々せかせかした調子で話していた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
深川の高橋の近くにある吉五郎の家へ、何か、忙々せかせかした態度で、新見弥七郎が訪ねて来た。吉五郎に会うと、すぐ用談を切り出した。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)