“せいばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生蕃77.8%
西蕃11.1%
製板5.6%
西蛮5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから一年おくれて入校した生蕃せいばんとあだなのつく阪井巌という青年が非常な勉強をもって首席で大学にはいったことも同時に聞くがいい。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
西蕃せいばんの守りに任じ、天子に朝拝する折もめったになく、国舅とも稀にしかお目にかかれんで、押してご面会をねがったわけだが——こう打見るところ、さしてご病中のようにも見られぬ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
町の雑貨商店ざっかしょうてん金物店かなものてん息子むすこたち、夏やすみで帰ったあちこちの中等ちゅうとう学校の生徒せいと、それからひるやすみの製板せいばんの人たちなどが、あるいははだかになって二人、三人ずつそのまっ白な岩にすわったり
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
秀吉なども、もし、十六、七歳の頃に、その方どもと巡り会うていたら、かならず汝らの手下に属して、南海西蛮せいばん大明だいみん高麗こうらい、ひとわたりはぜひ見物しておいたろうに、残念に思う。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)