“すえぶろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
据風呂60.0%
居風呂40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日は帰ってから、えらい元気で、わたしはそれ、涼しさやと言ったの通り、えんから足をぶら下げる。客人は其処そこ井戸端いどばたきます据風呂すえぶろに入って、湯をつかいながら、露出むきだしの裸体談話はだかばなし
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
強ひて何物か与へよと言ふにやうやうつるのなき薬缶に湯をみて与へたり。この湯といふは居風呂すえぶろにて沸かすものながらそれだに早や汲み尽せしと覚えて底を払ひたり。
従軍紀事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
湯のぬるき居風呂すえぶろ釜を脚婆かな 還珠
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)