“しらずしらず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不知不識91.9%
不知不測2.7%
不知不知2.7%
不識不知2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生島は崖路の闇のなかに不知不識しらずしらず自分の眼の待っていたものがその青年の姿であったことに気がつくと、ふとめた自分に立ち返った。
ある崖上の感情 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
かゝ物語ものがたり不知不測しらずしらずふかし、やがわたくし遭難さうなん實談じつだんをはると、櫻木大佐さくらぎたいさは、此時このときおもてあらためてわたくしむかつた。
人が歩む事は何か目的があってそれへ到着しようとするために歩むので、これは不知不知しらずしらずの間に運動をしている訳だ。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
それがしは当時退隠たいいん相願い、隈本くまもとを引払い、当地へ罷越まかりこし候えども、六丸殿の御事おんこと心にかり、せめては御元服げんぷく遊ばされ候まで、よそながら御安泰を祈念きねん致したく、不識不知しらずしらずあまたの幾月を相過あいすごし候。