“しょうざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘯山33.3%
象山22.2%
商山11.1%
昌山11.1%
蒋山11.1%
衝山11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛びかふて初手しょての蝶々まぎれけり 嘯山しょうざん
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
近年は、その真田伊賀守の家臣で、佐久間修理さくましゅりという名が、百姓たちの怨嗟えんさまとだった。修理は、号を象山しょうざんといい、学者で、砲術家で、経世家だと聞えている。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は商山しょうざんにかくれていた四皓しこうにしたがい、道を学んで世を終ったので、その家では衣冠と黄石とを併せて葬った。占う者は常にその墓の上に、黄いろい気が数丈の高さにのぼっているのを見た。
いかに、落魄らくはくしても、足利家数世にわたる重職を、うじも姓もない下賤の成り上がり者に、売るわけには参らぬからの。……この昌山しょうざんも、御当家の食客はいたしておるが、まだ先祖の栄誉を
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐土の昔、咸寧かんねいの吏、韓伯かんはくが子なにがしと、王蘊おううんが子某と、劉耽りゅうたんが子某と、いずれ華冑かちゅうの公子等、相携えてきて、土地の神、蒋山しょうざんびょうに遊ぶ。廟中数婦人の像あり、白皙はくせきにして甚だ端正。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
華山の蓮花峰れんげほうの下に、劉綱りゅうこうという仙人がおります、そこへ往って頼みなさい、それに華山の神が、南岳の衝山しょうざんの神と博奕ばくちをやって負け、その金を催促せられておりますから、まず華山廟へ往って
賭博の負債 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)