“しゆこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
首肯45.5%
趣向27.3%
手工9.1%
朱肱9.1%
酒肴9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だがこの理論からひき出された判斷は、必らずしも私たちを首肯しゆこうせしめない。その理由は説明するまでもなく、誰でもちよつと考えて見ればわかることである。
先方さき公立こうりつなりとておな唱歌しようか本家ほんけのやうなとほをしおる、去年こぞ一昨年おととし先方さきには大人おとな末社まつしやがつきて、まつりの趣向しゆこうれよりははなかせ、喧嘩けんくわ手出てだししのなりがたき仕組しくみもりき
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
末子すゑこ學校がくかう先生せんせいから手工しゆこうならひませう、自分じぶんかみはこなどをつくるのは、上手じやうず出來できても出來できなくても、たのしみなものでせう。とうさんが自分じぶんたこつくつたのは、丁度ちやうど前達まへたち手工しゆこうたのしみでしたよ。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その宋時の古文を包容してゐることは、丁香散ちやうかうさんを載するを以て知られる。丁香散は朱肱しゆこう活人書くわつじんしよに、扁鵲中蔵経を引いて載せ、周孫等はこれを載せない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宵の程あつらへ置きし酒肴しゆこう床間とこのまに上げたるを持来もてきて、両箇ふたりが中に膳を据れば、男は手早くかんして、そのおのおの服をあらたむるせはしさは、たちまきぬり、帯の鳴る音高く綷※さやさやと乱れ合ひて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)