“しゅんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瞬間83.8%
俊寛14.7%
春寒1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、あまりとりうつくしいので、つかまえるがにぶったか、指先ゆびさきが、にふれんとした瞬間しゅんかんきゅうとりは、おどろいてちました。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「こりゃああぶないぜ、吉植君、これから上陸する時には、よほど気をつけないと、それこそ鬼界きかいしま俊寛しゅんかんものだよ。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
将軍に従った軍参謀の一人、——穂積ほづみ中佐ちゅうさくらの上に、春寒しゅんかん曠野こうやを眺めて行った。が、遠い枯木立かれこだちや、路ばたに倒れた石敢当せきかんとうも、中佐の眼には映らなかった。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)