“しゅぐう”の漢字の書き方と例文
語句割合
殊遇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし抽斎は玄丈よりも広く世に知られていたので、人がその殊遇しゅぐうめて三年前に目見をした松浦まつうら壱岐守いきのかみはかるの臣朝川善庵あさかわぜんあんと並称した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかれども侍衛の臣、内におこたらず、忠志の士、身を外に忘るるものは、けだし先帝の殊遇しゅぐうを負うて、これを陛下に報いんと欲するなり。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蒼蠅うるさい世間は、玲子の殊遇しゅぐうが桐花カスミとの同性愛によるものだろうと、噂していたが、それは嘘に違いない。
獏鸚 (新字新仮名) / 海野十三(著)