“しちみせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
質店71.4%
典肆14.3%
質見世14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みのるはまだ/\、男と一所の貧乏きうぼうな生活の爲に厭な思ひをして質店しちみせの軒さへくゞるけれども、義男は女の好む藝術の爲に新らしい書物一とつ供給あてがふ事を知らなかつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
弧はその夜門の外で典肆しちみせを張っていた。そこへ婢がはしって来て怪しい男の入って来たことを知らした。しかし弧はそれが五通ということを知っているので、そのままにしてあった。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
二十二でせがれの千きちみ、二十六でおせんをんだその翌年よくねん蔵前くらまえ質見世しちみせ伊勢新いせしん番頭ばんとうつとめていた亭主ていしゅ仲吉なかきちが、急病きゅうびょうくなった、こうから不幸ふこうへの逆落さかおとしに
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)