“しきつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敷詰91.7%
敷津8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソレでホテルに案内されていって見ると、絨氈じゅうたん敷詰しきつめてあるその絨氈はどんな物かと云うと、ず日本で云えば余程の贅沢者ぜいたくもの一寸いっすん四方幾干いくらいって金を出して買うて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其処そこへ東京から新任の県知事がお乗込のりこみとあるについて、向った玄関に段々だんだらの幕を打ち、水桶みずおけに真新しい柄杓ひしゃくを備えて、うやうやしく盛砂もりずなして、門から新筵あらむしろ敷詰しきつめてあるのを
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
住吉ノ浦は、住吉四座の境内から敷津しきつ粉浜こはままで、ほとんど松ばかりの砂地だが、摂河泉せっかせんの街道、木妻こづまノ辻の辺は柳が多い。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)