“しおみざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐見坂66.7%
潮見坂33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊皿子台上いさらごだいうえ汐見坂しおみざかも、天然の地形と距離とのよろしきがために品川の御台場おだいば依然として昔の名所絵に見る通り道行く人の鼻先に浮べる有様
あの坂の名は汐見坂しおみざかというのだそうですが、坂の中途に団子屋があるので、いつか団子坂と云い慣わして、江戸末期の絵図にもダンゴ坂と書いてあります。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
十月のはじめには、新帝はすでに東海道の新井あらい駅に御着おんちゃく、途中潮見坂しおみざかというところでしばらく鳳輦をめさせられ、初めて大洋を御覧になったという報告が来るようになった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)