“さみだれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五月雨97.3%
梅雨2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ五月雨さみだれぞらの定まりきれないせいか、今朝も琵琶湖びわこ模糊もことして、降りみ降らずみの霧と小波さざなみに、視界のものはただ真っ白だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて子刻ここのつ、上野の鐘が五月雨さみだれの空に籠って聞えて来ると、見馴れた場所柄とも思えぬ、不思議な不気味さが犇々と長次の身に迫ります。