“さしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
些少91.5%
詐称2.8%
嗟賞1.4%
左将1.4%
左相1.4%
紗廠1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれは柿崎に利用されているだけだ、道場の稽古も、出稽古も、すべて六人に任せていながら、毎月の手当は極めて些少さしょうである。
それから彼は、同僚を斬った理由わけを語り、藩用と詐称さしょうして借りた金を、実は自分の身に帯びて来たわけでなく、同役は今みんな喰えなくなっている。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
夢中行欲の事もまた同然なり〉、と言い渡したので、国王始め訴訟の当人まで嗟賞さしょうやまなんだという。
玄徳は、左将さしょう関羽、右将うしょう張飛を従えて、董卓の面前へ進んだ。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、さすがに、時めく、小一条の左相さしょうの邸には、まだその騒ぎが、今日まではなかった。人の盛んなるときはこうしたものかと世間でもいっていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此方こなた街衢がいくに輝いて居れば、対岸には宏壮のビルディングが、——上海製糸、川崎ドック、英米煙草会社、日華紗廠さしょう、そういったビルディングが窓々から、強い光度の電燈を