“ごつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで五円札ば、うんち投げえて、何処どこっちゃよかけん、五円がつぬしがよかごつけさせちいうて、じゃらんじゃらんじゃらんじゃらん駈け廻ったもんですたい。愉快でしたもんな。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
アフリカのほうにははるかにごつとした岩山の懸崖けんがいが見え、そのはずれのほうはミラージュで浮き上がって見えた。苦海ビッターシーでは思いのほか涼しい風が吹いたが、再び運河に入るとまた暑くなった。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
あの爺さん、何でもあれを神戸でうて来て、たった一度しか手をとおさないちいいましたけんな。なに、ちっとばっかり惜しかごつしとりましたたい。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)