“これなくそろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
無之候100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは丁度その適例てきれいだった。堀尾君は今更拝趨はいすう面皮めんぴ無之候これなくそろと書いて恐惶頓首きょうこうとんしゅまことに申訳ない次第だった。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
浪子はふところより一通の書を取りいだしぬ。書中はただ両三行、武骨なる筆跡の、しかも千万語にまさりて浪子を思いにえざらしめつ。「浪子さんを思わざるの日は一日も無之候これなくそろ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
間然かんぜんする所なしとのみたゞ今となりてはに申すやうも無之候これなくそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)