“こした”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木下45.5%
樹下36.4%
袴下18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林中にはもみが生ひ茂つて、その木下こしたにはきのこの群生した所もあつた。そこを通抜けると、紅葉もみぢして黄色く明るくなつた林を透して深い谿間たにまが見える、その谿間をイーサルの川が流れてゐるのである。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
せちに行けかし春は桜の樹下こしたみちかなしめりともせちに行けかし
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
二年兵は、軍服と、襦袢じゅばん袴下こしたを出してくにから着てきた服をそれと着換えるように云った。
入営前後 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)