“こくだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石高77.8%
知行高11.1%
穀高11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずっと以前の例によると、助郷を勤める村々は五か年を平均して、人足だけでも一か年の石高こくだか百石につき、十七人二分三厘三毛ほどに当たる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そうすると日田の御金奉行は、その日田金を手蔓にして諸大名のお納戸金の遣繰りを初めとして、知行高こくだかの裏表、兵糧の貯蔵高たくわえだかまで立入ってコト明細に探り出す。
もとより大した穀高こくだかになるというほどのものでもないが、ひょうがいくらというきまった金に毎年替えられるので、二十や三十の下宿代に窮する身分ではなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)