“こうえふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
紅葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生此逆境に立ちて、隻手羅曼ロマン主義の頽瀾たいらんを支へ、孤節こせつ紅葉こうえふ山人の衣鉢を守る。轗軻かんか不遇の情、独往大歩の意、ともに相見するにへたりと言ふ可し。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一葉いちえふ落ちて紅葉こうえふは枯れ
偏奇館吟草 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
紅葉こうえふの句いまだ古人霊妙の機を会せざるは、独りその談林調だんりんてうたるが故のみにもあらざるべし。この人の文を見るも楚々そそたる落墨ただちに松を成すの妙はあらず。