“けんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
権道27.3%
嶮道18.2%
県道18.2%
剣道9.1%
乾道9.1%
劍道9.1%
軒燈9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人により家庭の事情により夫婦とも外で働くということも、また一家のためである以上は、夫婦共稼ぎは権道けんどうであって、一般には推奨すべきでないが、決してけなすべき事ではない。
夫婦共稼ぎと女子の学問 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
申したほどの嶮道けんどうで、駕籠かごは無理にもどうでしょうかな——その時七十に近い村長が、生れてから、いまだかつて馬というものの村へ入ったのを見たことがなかったのでございますよ。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
達二はみんなと一緒いっしょに、たそがれの県道けんどうを歩いていたのです。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「まったく! あいつは鷲乗わしのりの名人だとは思ったが、剣道けんどうまで、アア上手じょうずだとはゆめにも気がつかなかった」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鞍馬くらまの竹童、剣道けんどうは知らぬが、たんのごとしだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宋の乾道けんどう七年、縉雲しんうん陳由義ちんゆうぎが父をたずねるためにみんよりこうへ行った。その途中、ちょう州を過ぎた時に、土人からこんな話を聞かされた。
さて刀劍とうけんるくらゐでありますから、甲胄かつちゆうもまたはかなかからたくさんるのです。これはたいていてつつくつたものでありまして、のち時代じだいよろひ劍道けんどうのおどうたようなものであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
両側の家の軒燈けんどうのまたたいて居る大道だいだうを、南へ南へと引いて行かれるのでした。みなとの橋を渡りますと正面に見える大きい家でにはとりきました。何時いつにか私は母にりかかつて眠りました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)