“くちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
口調88.9%
句調5.6%
九町1.9%
区長1.9%
句帖1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のない口にきゅうに奥歯おくばがはえたような気がするほど若がえった口調くちょうだった。治安維持法というものを、彼女はよく知らない。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
そんな際にも巡査の句調くちょうを改めないで、失敬するよなんていってるんです。よっぽどたんのすわった奴ですね。
盗難 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
月夜烏もそれかと聞く、時鳥ほととぎすの名に立って、音羽九町くちょう納涼台すずみだいは、星を論ずるにいとまあらず。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
区長くちょうさんかもれん。」
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
諸君の内生活、外生活、共に知らずらずの間に諸君の句帖くちょうに記録されつつあるのである。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)