“くだされたく”の漢字の書き方と例文
語句割合
被下度100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
過般、御送付相成あいなり候『倫理教科書』の草案、閲見えっけん、少々意見も有之これあり、別紙にしたため候。妄評御海恕被下度くだされたく、此段、得貴意きいをえ候也。
読倫理教科書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「明日のオペラ座の切符手に入り候に付、主人同道お誘いに参り可申もうすべく候、何卒なにとぞ御待受被下度くだされたく候。母上様」と云うのでした。
最終の午後 (新字新仮名) / フェレンツ・モルナール(著)
が、その末にこの頃は談林発句だんりんほっくとやらが流行するから自分も一つ作って見たといって、「月落烏啼霜満天寒さかな——息を切らずに御読下し被下度くだされたく候」
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)