“くしゃめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噴嚔50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは身幅みはばの適したるものにても、田舎の百姓に手織木綿の綿入れを脱がしめ、これに代るに羽二重はぶたえの小袖をもってすれば、たちまち風を引て噴嚔くしゃめすることあらん。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
呼吸いきを詰めて、うむとこらえて凍着こごえつくが、古家ふるいえすすにむせると、時々遣切やりきれなくなって、ひそめたくしゃめ、ハッと噴出ふきだしそうで不気味な真夜中。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)