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くさる
ふりがな文庫
“くさる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
腐
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腐
(逆引き)
凡
(
およ
)
そ銅鉄の腐るはじめは虫が生ずるためで、「
錆
(
さびる
)
は
腐
(
くさる
)
の
始
(
はじめ
)
、
錆
(
さび
)
の中かならず虫あり、肉眼に及ばざるゆゑ」人が知らないのであるが、これは
蘭人
(
らんじん
)
の説であるという説明があって
語呂の論理
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
金中
(
かねのなか
)
の虫は
肉眼
(
ひとのめ
)
におよばざる
冥塵
(
ほこり
)
のごとき虫ゆゑに人これをしらず。およそ
銅銕
(
どうてつ
)
の
腐
(
くさる
)
はじめは虫を
生
(
しやう
)
ず、虫の生じたる
所
(
ところ
)
色
(
いろ
)
を
変
(
へん
)
ず。しば/\これを
拭
(
ぬぐへ
)
ば虫をころすゆゑ
其所
(
そのところ
)
腐
(
くさら
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
錆
(
さびる
)
は
腐
(
くさる
)
の
始
(
はじめ
)
、
錆
(
さび
)
の中かならず虫あり、
肉眼
(
にくがん
)
におよばざるゆゑ人しらざる也。(蘭人の説也)金中
猶
(
なほ
)
虫
(
むし
)
あり、雪中虫
無
(
なから
)
んや。しかれども常をなさゞれば
奇
(
き
)
とし
妙
(
めう
)
として
唐土
(
もろこし
)
の
書
(
しよ
)
にも
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
人の
凍死
(
こゞえし
)
するも手足の
亀手
(
かゞまる
)
も
陰毒
(
いんどく
)
の
血脉
(
けちみやく
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐの也。
俄
(
にはか
)
に
湯火
(
たうくわ
)
の
熱
(
ねつ
)
を以て
温
(
あたゝむ
)
れば
人精
(
じんせい
)
の
気血
(
きけつ
)
をたすけ、
陰毒
(
いんどく
)
一旦
(
いつたん
)
に
解
(
とく
)
るといへども
全
(
まつた
)
く
去
(
さら
)
ず、
陰
(
いん
)
は
陽
(
やう
)
に
勝
(
かた
)
ざるを以て
陽気
(
やうき
)
至
(
いたれ
)
ば
陰毒
(
いんどく
)
肉
(
にく
)
に
暈
(
しみ
)
て
腐
(
くさる
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
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