“ぎおんまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
祇園町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして東山の方をずっとまわって祇園町ぎおんまちの通りを少しゆくと、そこに彼女のいた家があるので、その近くの停留場で電車を降り、夏の前しばらくいて勝手を知っている
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「そうだとすると、事訳ことわけが大分わかるのですが。……」といって、まだずっと以前初めて女に案内せられて、祇園町ぎおんまちの、とある路次裏に母親に会いに往った時の最初の印象を思い浮べてみた。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
私からたずねてよこした再三再四の手紙に対する返事で一向要領を得なかったのでも、それがわかっているし、今度京都に来て、先日こないだから、祇園町ぎおんまちの茶屋で久しぶりにった時にも、それを言うと
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)