“きょじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨獣40.0%
居住40.0%
拠住10.0%
据銃10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行が沼のほとりをたどってゆくと、とつぜん一個の巨獣きょじゅうが、がさがさと音をたてて、灌木林かんぼくばやしのなかへ身をひそめた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
そして無住むじゅうどうようになっていたので、秀吉ひでよし呂宋兵衛るそんべえに、てんおか居住きょじゅうすることをゆるした。だが、南蛮寺をおまえにやるぞとはいわない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵野に拠住きょじゅうして江戸氏を唱えましたが、その中で有名なのは、頼朝が石橋山の合戦に破れて安房から上総に入って軍勢を催したときに馳せつけた江戸太郎重長であります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
門柱にもたれて見ていると、すぐ前でジープがとまって、拳銃を持った鉄兜の将校が自動小銃を据銃きょじゅうした海兵隊を二人、両わきにひきつけながらあたしのほうへまっすぐ歩いてくる。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)