“きなこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黄粉85.0%
豆粉10.0%
黄豆粉5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北の硝子窓がらすまどをしめて、座敷の南縁に立って居ると、ぽつりと一つ大きな白いつぶが落ちて、乾いて黄粉きなこの様になった土にころりところんだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
これを、おかしなものの異名だなぞと思われては困る。確かに、豆粉きなこをまぶした餅である。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鼻の頭へ黄豆粉きなこをつけているものもある。上唇についた黒ごまと鼻汁はなとを一緒になめているものもある。