“きかんしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
機関車45.5%
汽罐車27.3%
汽缶車18.2%
汽鑵車9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機関車きかんしゃの前へのこのこでてきてにげようともしないので、汽笛きてきをピイピイらしてやっといはらったというような話もあった。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
それにしても、こんな大事件だいじけんをひきこしたおとこは、どうなったかといって、みんなは、汽罐車きかんしゃしたをのぞいてみました。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
午前三時、単行の汽缶車きかんしゃ通る。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
東京あたりの町中でも深夜の太鼓馬鹿囃子たいこばかばやし、或いは広島などでいうバタバタの怪、始めて鉄道の通じた土地で、汽笛汽鑵車きかんしゃの響を狐狸こりが真似するというの類、およそ異常に強烈な印象を与えたものが
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)