“がいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碍子80.0%
外眥10.0%
孩子10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その下に、六本のいかめしいプッシング碍子がいしの台の上にのっていたガラスの箱は、碍子を残しただけで、あとかたもない。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
眼輪匝筋がんりんそうきんは豊かに肥え、上眼瞼うわまぶたは美しく盛り上って眼瞼軟骨の発達を思わせる。眼瞼の遊離縁も分厚く、内眥ないし外眥がいしの釣合は上りもせず下りも為ない。そして涙湖、涙阜るいふが異様な魅力を以て光っている。
九代目団十郎の首 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
今や「平和」なる一孩子がいし、世に出づ。知悉しりつくす、前途茫々、行路峭※せうかくたるを。大喝迷霧をはらふは吾人の願ふ所にあらず、一点の導火となりて世の識者を動かさん事こそ、吾人が切にみづかたのむところなれ。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)