“かんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
感懐30.0%
桓楷10.0%
勧解10.0%
歓会10.0%
鑑戒10.0%
官海5.0%
官階5.0%
寛懐5.0%
氷下5.0%
観会5.0%
鑒誡5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日から、私は俵士に対して私の感懐かんかいを書き残しておくことにした。私はこれに自ら『俵的日記』と名づけた。以下は第一日の記録である。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
侍中の劉廙りゅうい辛毘しんび劉曄りゅうよう、尚書令の桓楷かんかい陳矯ちんきょう、陳群などを主として、宗徒の文武官四十数名は、ついに連署の決議文をたずさえて、重臣の大尉賈詡かく、相国の華歆かきん
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵力をもってその国を勧解かんかい処分すると同日の論なりと云う。
今も守礼しゅれいの門は心を正せよと告げているのです。歓会かんかいの石彫は神域を犯すなと守っているのです。円覚えんかくの山門は修行せよといましめているのです。鬱々うつうつたる城下の森は千歳をことほいでいるのです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
我輩はこの常則を尋ねて今より約二千五百年前の春秋戦国の歴史に鑑戒かんかいを求むる事は決してあやまりに非ず、しかして王道は最後の勝利であるけれども、かも積習の致すところ容易に改むるを得ずして
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
僕は同期生でも官海かんかいには三年のちょうがある。今までのところは極く有効に泳いで来たつもりだったから、試験や就職について心得を話してやった。
首切り問答 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
衣冠いかん官階かんかい尊貴そんきが、絶対に、人心のうえに大きな作用をもつその当時にあっては、秀吉なども、ただ自己の凡情を満足させるだけでなく、天下収攬しゅうらんとして、ひとつの必要事にはちがいない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寛懐かんかい俗情にもとらざるはなり、立脚りっきゃく俗情にちざるはかいなり」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
老イタル者ハからかさにな竿さおヲ擁シテ以テおのレガ任トナスといひ、於戯ああ翠帳紅閨すいちょうこうけい、万事ノ礼法異ナリトイヘドモ、舟中浪上、一生ノ観会かんかいレ同ジ
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
故に囚獄中の罪人をも、如何にも緩るやかにして鑒誡かんかいとなる可き書籍を與へ、事に因りては親族朋友の面會をも許すと聞けり。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)