“かぶとむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甲虫81.8%
甲蟲11.4%
兜虫6.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ありの性急な活動を、歩きながら踊ってるように見える足長蜘蛛ぐもを、横っ飛びにね回るいなごを、重々しいしかもせかせかした甲虫かぶとむし
英吉利イギリスの田舎おやじらしい、塔の欄干から外へ墜ちかけた。若者がズボン釣を捉えた。おやじは甲蟲かぶとむしのようにもがく。下はセーヌを目尺にして巴里の鳥瞰図が展開する。
街頭:(巴里のある夕) (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
中橋氏は不足さうに独語ひとりごとを言つた。そして自分が間違つて文部にでも入つたら、乾分こぶんの山岡順太郎氏などは、あの兜虫かぶとむしのやうな顔をしかめて、屹度ぼやき出すに相違ないと思つた。