“かどかど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角々51.7%
廉々24.1%
門々13.8%
門/\3.4%
稜々3.4%
稜稜3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海と空が、一瞬ごとに、白々と二つのものにわかれて来て、やがて、真っ赤な太陽の放射が、海を走り、石垣を染め、樹々にかがやき、城の屋根の角々かどかど燦々きらきら光った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、そればかりではござりませぬ。玉藻という女性にょしょうに就いては落意しがたき廉々かどかどがあるとか申されまして……」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
北のかたを始め、わたくしどもまで心を痛めて、御屋形の門々かどかど陰陽師おんみょうじ護符ごふを貼りましたし、有験うげん法師ほうしたちを御召しになって、種々の御祈祷を御上げになりましたが
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あつし/\と門/\かどかどの声 芭蕉
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
あつし/\と門/\かどかどの声 芭蕉
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
稜々かどかどのくっきりしたリアリスティックな冷たさを持った人である。