“かごや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駕籠屋56.9%
駕屋9.8%
籠屋9.8%
舁夫7.8%
駕丁7.8%
駕籠夫2.0%
竹輿屋2.0%
轎夫2.0%
轎屋2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺し金百兩奪ひ取りしとて御所刑おしおきに成しとの噂を聞權三助十の兩人は怪敷あやしく思ひ橋本町八右衞門たなにも駕籠屋かごや仲間なかまる故彦兵衞が樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
駕屋かごやすだれをはねさせて、川長かわちょうの明りへ姿を立たせたのは、身装差刀みなりさしもの、いずれもりゅうとした三人の武家揃い。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日、市場いちばの方からランブュトー街へはいってゆくと、右手に、モンデトゥール街と向き合った所に、一軒の籠屋かごやがある。
宗達は驚いて抱起したが、舁夫かごや此処こゝまでの約束だというので不人情にも病人を見棄てゝ、其の儘ずん/\往ってしまいました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
芸者三吉・およつ・魚熊・魚北・帳場与兵衛・通行の男女・唄好きの酔漢・母を迎える男・寄席帰りの母・渡し舟のもの・出入りのかしら駕丁かごや・そのほか。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
うかゞひて、更に外の方にむかつて差招けば、おなじく伊平と忠藏は駕籠夫かごやに駕籠を吊せて出で、たがひに囁き合ひて、喜介は先づ門をあけて入る。綾衣は透し視ておどろく。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
駕籠夫かごや四人は駕籠二挺をかつぎて出づ。)
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
受出し近所の竹輿屋かごや吩咐いひつけて醫師陸尺ろくしやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「さよか」と吉之助様はおっしゃいまして、しばらく考えておられましたが、「轎夫かごや、この駕籠を茶屋の前で止めろ、人数の真ん中へき据えてくれ」
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ほ。轎屋かごやか。そこにいる連中は」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)